FX業者を選ぶときは「スプレッド」の狭さに注目しよう!


 アベノミクス以降続いていた円安も終わり、2016年に入ってからはふたたび大きく円高が進んでいます。

株取引にとっては厳しい状況が続きますが、こんなときこそ為替投資がチャンスなんです!

みなさんのなかにも、FX取引に興味をお持ちの方が多いのではないでしょうか?

ところで、FX取引でかならず目にするのが「BID」と「ASK」という表示です。

取引をしている方ならもちろんご存知だと思いますが、それぞれ通貨レートの「BID(売値)」と「ASK(買値)」をあらわしています。

FX取引では、このBIDとASKが同じではない、ということをおぼえておいてください。特に重要なのが、105.00-105.05というように、かならず売値よりも買値のほうが高くなっているということ!

では、なぜそのようなシステムになっているのでしょうか?

たとえば、この価格表示で米ドル/円の購入と売却を同時に行ったとします。すると、105.05円で買ったものを105.00円で売ることになるわけだから、0.05円のマイナスになってしまいますよね。

ここでポイントとなるのが、トレーダーが取引をしている相手はFX業者だという点です。

つまり、トレーダーが0.05円損をしたということは、その分だけ業者にとってはプラスになっているわけですね!

じつは、これがFX業者が利益を出す仕組みなんです。

このような買値と売値の差額のことを、スプレッドといいます。

FX取引では手数料を取らないことが多いので、実質的にこのスプレッドが手数料になっていると考えてください。

ですから、トレーダーにとってはどれだけスプレッドが狭いか、ということが業者選びの大きなポイントとなってくるわけですね。低スプレッドの24optionが人気を集めているのも、これで理由が分かりますよね!


相場の変動が激しいときにはスプレッドにも注意!

スプレッドには大きく分けて、変動制と固定制の2つがあります。

ただし、固定といってもいつでもまったく同じスプレッドで売買できるわけではありません。

たとえば、相場の動きが激しいときには、スプレッドを変動させる業者もあります。特に、重要な経済指標が発表されるタイミングでは変動が起きやすいので、そのことをあらかじめ断っている業者もあるほどです。

実際に、前回のアメリカの5月の雇用統計発表時には、その悪い内容に一気に2円も円高が進みました。

2円動くということは、1万通貨単位で考えても、一気に2万円の損益になる計算です。もちろん、業者にとってもそれだけ大きな損失が生まれるリスクがあるわけです!

その対策として行われているのが、カバー取引という方法です。

たとえば、トレーダーが105.00円で買いの注文を出したとしますよね。すると、業者はそれと同じ注文を別の金融機関に出します。そうしておくことで、たとえトレーダーに利益が出て業者がマイナスになったとしても、カバー取引の利益でそれを補うことができるわけですね!

ただし、このカバー取引もいつもかならずうまくいくとはかぎりません。

なぜかというと、トレーダーとまったく同じ注文を出そうとしても、次の瞬間にはもうレートが変動してしまっているケースがあるからです。

先ほどの例でいえば、トレーダーと同じ105.00円の注文を出そうとしたにもかかわらず、実際には104.95円の注文になったとします。すると、0.5円分のカバーができなくなるので、その分が損失となってしまうわけです。

相場の変動が激しいときにスプレッドが広くなるのには、こういった理由があります。

つまり、スプレッドを広げて利益を増やすことで、リスクを打ち消そうとしているわけですね。

ですから、業者選びのさいにはただスプレッドが狭いかどうかだけではなく、相場の変動でどれくらい広がるかということもチェックしておく必要があるんです!